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◆◇◆◇◆ 環境芸術学会メルマガ・フォーラム VOL.9 (03.11) ◆◇◆◇◆
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アクアマリンふくしまでの第4回大会は無事終了しました。
伊藤会長をはじめ理事および事務局の方、またご参加いただきました会員の
皆さまおつかれさまでした。今回のメルマガでは大会報告も含め、会員の方
からたくさんの情報が集まりましたので、はじめにインデックスを掲載させて
いただきます。

○インデックス
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1 大会特集1 第4回大会の報告 【國安孝昌(大会実行委員長)】

2 大会特集2 第4回大会 ドン・ヒューズ氏の基調講演 【宮川輝行(広報)】

3 大会特集3 ワークショップを通して「地域」を感じる 【谷口文保(近畿支部)】

4 山口情報芸術センター『YCAM』関係の情報 【山岡俊平(中国支部)】

5 柳幸典氏の「犬島プロジェクト」 【竹田直樹】

6 音環境デザインの先駆者、吉村弘さん逝く 【池村明生(研究)】

7 遠州横須賀街道のちっちゃな文化展(第5回) 【柴田美千里】

8 建築美術工芸協会主催のシナジ−展が開催される 【前川幸敏】
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★★★大会特集1 第4回大会の報告
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【國安孝昌(大会実行委員長)】

第4回大会は、10月25日(土)26日(日)と2日間にわたって福島県いわき市の
水族館「アクアマリンふくしま」を主会場に、「環境・交流・芸術」をテーマとして
盛大に開催されました。
遠方よりお集まりいただいた学会員の皆様はじめ、ご支援ご協力いただいた
小名浜の皆様、アクアマリン様、そして会の開催に惜しみなく働いてくれた
スタッフの皆様に感謝いたします。

1日目の懇親会には学会員に倍する地元の方々のご出席をいただき、
笙と現代音楽のコラボレーションも潮目の大水槽を背に幻想的で旅の疲れも
どこかに行ってしまいました。小名浜の皆様に感謝いたします。
2日目は、過去の大会にない水族館という会場や小名浜の町並みに刺激され、
新鮮な研究報告と議論や意見交換ができたと思います。
また、水族館という枠にとらわれないドン・ヒューズ氏によるモントレー湾水族館の
意欲的な美を見せる斬新な試みとその成功の報告をお聞きして大変感心し
シンポジウムも多視点な討議になりました。

メルマガを通してとりわけご報告したいのは、第4回大会のハイライトであった、
海岸倉庫を利用した作品展示です。
倉庫にあった山積みの肥料をそのまま利用した会場構成は、そのものが
インスタレーションの作品化しており、おもしろく充実した展示になっていました。
これまでにない充実した展示です。
これは、環境芸術学会というユニークな学会の性格が出た意欲的な試みとして、
小名浜の人々に写ったこと思います。
ご尽力いただいた皆さもご苦労が見えてくる労作でした。
このように、第4回大会も今後に引き続くこの学会の明るい発展が見えてくる
ような大成功をお納めました。
多くの皆様のご協力により大変に感謝いたしております。
皆様、ありがとうございました。


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★★★大会特集2 第4回大会 ドン・ヒューズ氏の基調講演
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【宮川輝行(広報)】

今大会のシンポジウムの基調講演はアメリカ、サンフランシスコから西海岸
沿いに150キロメートル南下したモントレー湾にあるモントレー湾水族館の
ドン・ヒューズ氏でした。
会場では数多くの会員の皆さんがヒューズ氏の環境芸術を視野に入れた
水族館の展示に興味をもたれました。

そこで、会員の皆さんに氏の講演をお伝えしたく以下のアドレスに基調講演を
掲載いたしました。
ヒューズ氏はアメリカの子供たちの科学離れを危惧し、いろいろなイベントを
行うことにより彼らに科学や自然に興味を持ってもらうよう努力されています。
今回の基調講演ではモントレー湾水族館のファンタジーなショーとして有名な
クラゲの展示を行ったときのエピソードを具体例にご紹介されました。

ヒューズ氏は六本木ヒルズの森美術館に大変興味をもたれており、大会後に
いらっしゃるとのことでした。
アート&ライフをテーマに、夜遅くまで開館する現代アート中心の美術館の
コメントをお聞きしたいものです。

日本語 http://www.iead.org/2003ac/don_j
英語 http://www.iead.org/2003ac/don_e


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★★★大会特集3 ワークショップを通して「地域」を感じる
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【谷口文保(近畿支部)】

第4回大会は本当に充実した2日間でした。
実行委員会の皆様と現地小名浜の関係者の皆様に感謝いたします。
さて、私はその大会初日10月25日(土)、前田義寛氏とともに小名浜の海辺を
舞台にワークショップを行いました。
また、その一週間後11月1日(土)、今度は淡路島の森の中でワークショップを
行いました。

「小名浜国際環境芸術祭 漂着物でアートしよう!」では30名余の参加者とともに
小名浜の海辺の自然を楽しみ、採取した漂着物で造形作品を共同制作しました。
「世界環境芸術会議・県立こどもの館実践モデル体験事業 キノコの森をつくろ
う」は小学生、保護者など約100名の地域イベントとなりました。
天候にも恵まれ、夕方には竹林を背景に高さ1mの巨大キノコが52体立ち並びました。

一週間のうちに日本の「東の海」と「西の森」でワークショップを実施する。
それは風景や言葉といった遠く離れた地域間の「差異」よりも、二つの地域に
「共通」するものを強く感じる機会となりました。
共通していたのは「豊かな自然環境」「元気な子供たち」そして「地元地域に誇りを
もつ市民や芸術家の存在」でした。
今回は「地域」について、とても大切なことを学べたように感じています。


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★★★ 山口情報芸術センター『YCAM』関係の情報
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【山岡俊平(中国支部)】

山口情報芸術センター『YCAM』が2003.11.01にオープンしました。
YCAMは人と情報の関係性とその可能性を探求し、情報技術を共有プラットホーム
として、芸術と情報の新たな創造性を追求する、新しいタイプの文化施設です。

オープンに先立って様々な企画を行っています。
開館記念特別企画として、現在、世界的に最も注目されるアーティトである
ラファエル・ロサノ=ヘメル(カナダ)による新作プロジェクト『アモーダル・サスペンション
-飛びかう光のメッセージ』を開催しています。

このパブリックアート・プロジェクトでは、本来目に見えないはずのコミュニケ−ションが、
電子通信技術によって大きなスケールに可視化され、いまここにいる人々と、
インタ−ネットで参加する世界の人々によって、リアルタイムでつくられる〈光の祭典〉と
なっていきます。

期間は2003.11.01より11.24までです。
詳しくは、http://www.ycam.jp/


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★★★ 柳幸典氏の「犬島プロジェクト」
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【竹田直樹】

岡山市に所属する瀬戸内海の小島、犬島には大正時代に作られた銅精錬所の
遺跡があり、特有の景観が展開します。
ここで、現在、1959年生まれのアーティスト、柳幸典氏による「犬島プロジェクト」が
進みつつあります。
これまで、同氏は、貨幣や国旗、憲法などを題材に、日常的でありながら人間を
束縛する様々な制度に隠蔽された近代史の記憶の再認識を迫る大がかりな
インスタレーションを世界を舞台に試みてきましたが、今度は犬島を舞台に
アートプロジェクトを展開するということです。
そのために10月に岡山市内に事務所が開設されました。
面白くなりそうです。
http://www.yanagistudio.net/inujima/index.html


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★★★ 音環境デザインの先駆者、吉村弘さん逝く
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【池村明生(研究)】

10月22日、環境音楽家である吉村弘さんがお亡くなりになりました。
享年63歳。まだこれからという年齢での死でした。

吉村さんは、既存のどこでも使えるBGMに対し、特定の空間のために独自の
オリジナル曲を作曲する「音環境デザイン」の分野を切り開いてきた作曲家の
第一人者でした。
彫刻でいう、リチャード・セラの作品「傾いた弧」に代表される“サイト・スペシフィシティー”
(特定の場所における固有の関係)の考え方を音楽分野に取り込んだ環境芸術家とも
いえます。

作品は、アクアワールド大洗、大阪国際空港ターミナル展望階、横浜国際総合競技場、
営団地下鉄「南北線」発車サイン、釧路市立博物館など、全国さまざまな施設の
環境音楽となり、今でも私たちを楽しませてくれています。

学会においては、正式な会員ではありませんでしたが、懇親会や研究部会に
ご参加いただけるなど、気さくにおつき合いいただきました。
いつぞやの懇親会後の伊藤会長のお宅で初めて聴いたピアノ演奏は吉村さんの
静かな語り口にも通ずる趣のある印象深いものでした。 合掌。


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★★★ 遠州横須賀街道のちっちゃな文化展(第5回)
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【柴田美千里】

”町並みと美の晴れ舞台”がテーマの文化展が、遠州灘に接する大須賀町の
横須賀街道で10月17、18、19日の3日間開催されました。
53の会場に中部地方を中心に全国70人の芸術家が民家の軒先や土間を借りて
日頃の創作活動の成果を披露しました。

そのジャンルは絵画、陶芸、写真、インスタレーション、彫刻、あかり、染織、
竹細工、人形、版画、ガラス、ジュエリー等様々です。
加えて紙クラフトや粘土細工のワークショップ、詩の朗読、琴や民族楽器の
コンサート、そば打ち道場、三熊野神社境内での骨董市、そして横須賀凧作り名人や、
茶函作り名人等町の8名人たちの仕事も見ることができます。
私も今回で2回目になりますが城跡公園を会場に参加させていただきました。
もちろんジャンルは”環境芸術”です。

この文化展が面白いのは、町が持っている財産(古い町並みや人の力)を大切に
しているところです。
開催期間中は、案内図に載っていない展覧会や市(いち)もそこらで開かれ文化展を
盛り立てます。
知らない人の家に靴を脱いでおじゃまするめったにない体験に加え、知り合いになった
作家の仕事ぶりを鑑賞しに会場番号を辿り訪れるときなど、よその家の晩ご飯を
よばれに行くようなワクワク感があり、町の人たちの励ましにささえられながら、
人々の気持ちがちっちゃくない文化展を楽しむことができました。


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★★★ 建築美術工芸協会主催のシナジ−展が開催される
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【前川幸敏】

(社)建築美術工芸協会主催のシナジ−展が10月27日(月)〜11月7日(金)まで
建築会館一階展示室・中庭で開催されました。
この展覧会は第二回目で、建築・彫刻・ステンドグラス・環境造形家等、多様な分野で
広く活躍中の方々が参加していました。


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学会員の方にお届けする情報発信ツールです。
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(毎月中旬配信予定/原稿締切は毎月5日ごろ)
配信されたメルマガの記事は、「学会ホームページ」でもご覧いただけます。
http://www.iead.org/mailmaga/index.html

○環境芸術学会メルマガ・フォーラム事務局
メールアドレス:mailmaga@iead.org
メルマガ担当 :池村明生(研究)、高須賀昌志(総務)、宮川輝行(広報)

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