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「空間づくりにアートを活かす」は初めて書き上げた本である。そして、本のエピローグには次のようなことを記した。
『アートと建築、まちづくりにかかわる仕事をさせてもらい、かれこれ二十年が過ぎた。はじめはアーティストを集めた商業施設での展覧会。その後徐々に、企業、自治体、国といったかかわりが多くなり、アートと建築、まちづくりにかかわる仕事に発展していった。その間、アーティストはもちろん、企業人から公務員、さらに建築やまちづくりにかかわる様々な関係者に出会い、それぞれの立場の考え方を知り、またスピリッツを与えてもらった。アートの仕事をしていると魅力を感じることが多い。アートが立場を超えて様々な関係を結んでくれる。ややもすると仕事であることも忘れてしまうほどに。』
このようにこの本では、アートの仕事を通じて、アーティストまた建築やまちづくりにかかわる事業者や設計者、施工者との間で、コンサルテーションやディレクション、またコーディネイトをさせてもらった私の立場から見、聞き、感じたことをまとめあげている。
本の中では“プラスアート”という言葉を使い、あえてパブリックアートやモニュメントアートと異なるアートのかたちを設定した。建築やランドスケープにかかわるアートの機能、また設計者やアーティストの役割がどこにあるのかを、環境芸術にかかわる人たちにも考えてもらう契機となれば幸せである。
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